代表者のご挨拶   モリモト医薬 代表取締役 盛本 修司

代表取締役 盛本 修司
代表取締役 盛本 修司

 

「GT剤」のホームページをご覧いただきまことにありがとうございます。

10年以上のアイデアを具現化しました「GT剤」についての「背景」と「思い」についてお話しさせていただきます。

GT剤は(Gel Together,Good Taste)の意味の示す通り、ゲル(ゼリー)と薬剤を一緒に服用し、美味しく飲んでいただける医薬品です。この「GT剤」は、日本のものつくりの繊細さ、高度な技術をもって初めて実現する世界で初めての製品であり、バリアフリーだけでなく、誰にでも愛用される製品を目指しております。この製品を世界に展開し、日本の復興に少しでもお役に立てばと、願っております。

 

 

GT剤 多数包装
GT剤 多数包装

 

<GT剤の誕生について>

私は、子供のころから科学に興味を持ち、いろいろとアイデアを考えることが好きでした。工学部を卒業し、製薬会社研究所に勤務した1982年以来製剤研究を専門とし、これまでに医薬品およびその製造方法等に関する多くの特許を出願いたしました。2005年にモリモト医薬を創業し、高付加価値医薬品を創生の理念を掲げて、これまでスタッフとともに開発を続けてまいりました。多くの企業や個人からご支援をいただきながら、現在、事業化の途中ではありますが、今年の20115月に「GT剤」を公表することにいたしました。

2002年阪神大震災、2009年の中国成都の大震災、そして今年は誰もが想定外の東北大震災を経験いたしました。今後我々は東海・南海大震災を想定し、活動を行う必要があると考えています。震災に強い医薬品、つまり、震災時においても、飲み水が無い状態においても、衛生的に、容易に服用できる医薬品は、重要であると感じました。

現在当社で新開発した,誰にも容易に飲める「GT剤」で多くの人を助けたい、医療に貢献したいとの願いを持っております。現在共同開発中の医薬品は、まず2014年に、数品目の製品を市場に出すことを目標としています。

GT剤に含まれるゼリーは現在幼児から若者、ご年配の方まで広く賞味されています。1989年の厚生省の研究によって、プリンやゼリー状の医薬品が、望まれる将来の新剤形として推薦されました。その後ゼリー剤の多くの研究や特許が出されましたが、医院においても市場においても広まっていません。その主原因である、「薬剤の安定性面」と「嵩張る」欠点を、当社の開発製品はアイデアで克服しています。

 

<医療への貢献> 

10年以上前に、病院でのニーズ調査や交流会を行って以来、患者に理想的な製剤を開発することを夢に、アイデアと構想を温め、多くの試行錯誤を得て、この度やっと満足いく新剤形GT剤(Gel Together,Good Taste)が完成いたしました。2011年を「GT剤元年」として、今後の20年先に世界中の多くの病院や、市場で愛用される姿を将来の目標として、皆様との提携を行いながら事業化を進めていきたいと思っております。

これまでに、数百人もの多くの人から、「なぜ、大手製薬会社を飛び出したのですか?」と質問をされました。「自分の夢・志を実現するためです」と答えてきましたが、あまり納得されていませんでした。この「GT剤」の展開が実現してはじめて、納得されるもの思っております。

「GT剤」によって、多くの患者の方が薬を美味しく服用いただくことで、服薬コンプライアンスを向上させ、人々のQOLを高めることと、医療へ貢献すること、これを、「夢」でなく「現実」にすることを社員一丸となって今後もチャレンジを続けていきます。そのためには、多くの会社様や専門家の方々、医療従事者の方々、そして、患者の方々との交流と支援をいただきながら、進めていきたいと思っています。

 

<最期に> 

当社は、まだまだ小さな会社です。今後、1人1人戦力を増やしながら、「GT剤」の事業化に関連する会社とのWin-Winの提携を進めていきながら、成長していきたいと思っておりますので、是非皆様からのご連絡をお待ちしております。

「日本の医療、世界の医療に貢献」を目指して、頑張りましょう。

 

用語解説/

コンプライアンス: 医薬品の服用法が規則正しく守られていること

QOL:患者自身が健康でより尊厳を保つことが出来る生活を実現すること